毎月ローストマスターがお客様へのレターとして書き下ろしています。
2014/05/22
「いつもコーヒー便り」5月号を公開しました
2014/04/03
「いつもコーヒー便り」4月号を公開しました
2014/03/15
「いつもコーヒー便り」3月号を公開しました
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1.グスベリが収穫できました
6月7月と北海道の天候はとても恵まれました。写真は庭で採れたグスベリ。グスベリは北海道弁とのことですが正しくはグースベリー(GooseBerry)と呼び、西洋では鴨料理に使われるそうです。子供の頃に経験した甘酸っぱさとざっくりした食感は何十年経っても忘れないものです。秋口くらいまでちょびちょびと味わいたいと思っています。
今月号も「コーヒー生産国」のご紹介はお休みになります。
2.コーヒー新商品のご紹介
このコーナーではローストマスター推薦の新商品をご紹介します。今回は《アチェ・マンデリン+8℃》です。
名前に「+8℃」を使用していますがとても重要な意味合いがあります。ローストしている最中のある状態を基準として8℃上昇したポイントを示し煎り上げのタイミングとなります。アチェ・マンデリンは深煎りにも浅煎りにもとてもクリーンな味わいが出ます。そこでマンデリンで初の浅煎りを商品化することにいたしました。
ローストマスターがイメージする「コーヒーは果実のスープだ!」を具現化するために商品化した第一号となります。
従来のマンデリンは強く煎られるため味が強くエキゾチックな香りが特徴でした。このコーヒーは「コーヒーは果実なんだ!」という感覚を目覚めさせるローストに徹し、マンデリンのイメージを覆すことを目指しました。
価格は¥1,050/200g。
今年の夏も猛暑が長引くという長期予報がでました。最近お問い合わせが多いお茶パックによる「水出しコーヒー」と「コーヒーリキュール」の作り方をご紹介します。
お茶パックには30g程度を入れることを想定していますが、パックサイズが小さ過ぎるとコーヒー粉から成分が出にくくなりますので余裕のあるサイズのパックをご利用ください。
3.「お茶パックで水出しコーヒー」の作り方
準備: お茶やだしを入れて煮出すときに使うパック2枚、コーヒー60g、1.2L の容器
① お茶パックに30g詰め、2個用意する
② お茶パックを容器に入れる
③ ゆっくりとパックが漬かる程度の水を入れる
④ 冷蔵庫で6時間程度寝かす
⑤ お茶パックを取り除く(出来上がり900cc程度)
好みに応じてミルク、ガムシロップを入れて
お召し上がりください。
※水出しコーヒーはダッチコーヒーとも言います。ダッチとはオランダ人のことで、オランダ人が旧オランダ領東インドネシアで個性が強く苦いインドネシアのコーヒーをどうやって美味しく飲もうかと考え出されたのが、このダッチコーヒーです。
4.「お茶パックでコーヒーリキュール」の作り方
粉から作ると驚くほど早く出来上がります。
お薦めは「牛乳割り」でカルーアミルク風。
美味しいですよ!
準備: お茶やだしを入れて煮出すときに使うパック2枚、コーヒー60g、氷砂糖60グラム
ホワイトリカー1 リットル、1. 2L の容器
① お茶パックに30g詰め、2個用意する
② 氷砂糖を容器に入れ、その上にお茶パックを置く
③ ゆっくりとホワイトリカーを入れる
④ 冷暗所で8時間程度寝かす(夏場)
⑤ 薄い場合+5時間、氷砂糖が溶けたらOK
⑥ コーヒー玉を容器から取り除きかき混ぜる
《編集後記》
先日「モエレサマーフェスティバル」の有料花火大会に行ってみました。札幌では4件ほどの大きな花火大会があったのですが数年来の不景気からたった1件になってしまいました。
このままでは寂しい夏になると有志達が立ち上げたのが有料の花火大会です。演出家によってレーザービーム、炎、花火、音楽を結び付けた夜のエンターテイメントでした。
雪祭りやよさこいソーラン祭りに続く札幌の新たなイベントとして根付くようになって欲しいですね。
それでは9⽉号をお楽しみに。