毎月ローストマスターがお客様へのレターとして書き下ろしています。
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例年になく多忙な5月が過ぎました。忙しくなるように自ら仕込んだようにも思います。GW前からハワイ島カウ地区に行くための現地調査と翻訳サポートしていただける方を探したりとそれはもう楽しい半分、不安半分でした。
帰ってきたら札幌市主催のコーヒー教室が予定されていましたのでテキストと新しい試みの準備などに追われました。2時間の教習でしたがあっという間でした。
それでは今月、来月号はハワイ島で開催された【カウコーヒーフェスティバル】の特集で行きますよ!!
1.カウ・コーヒー・フェスティバルへ
ホノルル経由ヒロ空港に到着しましたがその先はすべてレンタカーでの移動となりました。
行き先はカウ地区のパハラという町。
今年で4回目のまだ歴史の浅いフェスになります。10個の独立したプランテーションと1共同組合が各テントで試飲と豆の販売を行っていました。
もちろんこの町の代表的なお祭りでもありますのでハワイのお菓子とか食事の店とかも出ていました。天候があまり良くなかったのですが地元の人たちによるハワイアンMUSIC、フラ、子供たちの余興などを披露してくれてそれなりに楽しむことができました。
おっと、大事なことを忘れていました。会話はどうしたの?気になりますよね。英語。
大丈夫でした!このフェスに向けて日本人向けに通訳ボランティアがホノルルから駆けつけてくれました。2日間本当にお世話になりました。
なんとその方は学生の頃、札幌に住んでいたということでした。
ずばり言ってしまいましょう。このフェスに行った大きな目的は「Rusty's Hawaiian PLANTATION」のコーヒー豆を確認することでした。USBC (United States Barista Competition:アメリカ・バリスタ・チャンピオン大会)で優勝したピート・リカタ氏が使ったコーヒー豆がこの農園だったのです。
それからというもの、この農園は世界から注目されるようになりました。
幸いなことにフェスの2日目に現地の農園経営者に向けたセミナーでピート・リカタ氏に会うことができ記念にパチリ。怖そうな風貌ですが気さくに応じてくれましたよ。
残念ながら彼が淹れたエスプレッソは飲むことが出来ませんでしたが、会場に訪れた関係者に向けて「クレバードリッパー」という道具で淹れてくれました。ローストマスター(私)もこの道具を持っているのでしっかりと淹れ方を目に焼き付けてきましたよ。
フェス初日にはコーヒー農園の見学ツアーも開催されました。午前2回、午後3回あり午前中の一番のツアーを申し込んだのですが、さすが「HAWAII TIME」です。待てども順番がまわってきません。さらに順番が来たと思ったら精製工場の見学はあったのですが農園の見学がすっかり抜かされていました。ツアー客がたくさん後に控えているため時間を短縮したとのこと。
さすがにこれには同行したボランティアの方と事務局にクレームを入れました。
するとフェスのコーヒーカップをプレゼントされておとなしく引き下がってきました。物には弱い!!ローストマスターです。
《編集後記》
6月には「父の日」がありますね。例年コーヒーと焼き菓子のセットを販売していますが今年も準備しています。今年のスペシャルティはルワンダ・キブンブウェという農園です。カップオブエクセレンスで入賞したコーヒー豆ですのでかなり香味が良いです。
次回もアイカネ農園の見学、宿泊先のコテージに毎晩出る怪しい物音、コナ地区の農園、駐車違反事件などハワイ島について書く予定です。
それでは7月号をお楽しみに。