毎月ローストマスターがお客様へのレターとして書き下ろしています。
2014/05/22
「いつもコーヒー便り」5月号を公開しました
2014/04/03
「いつもコーヒー便り」4月号を公開しました
2014/03/15
「いつもコーヒー便り」3月号を公開しました
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1. 日本の最高気温を更新しました
全国的にも異常とも言えるこの夏でしたが皆様どうお過ごししたでしょうか?高知県の四万十市では40℃を越えた日が4日連続で続いたようですがどれだけ暑かったのでしょうね。日本の観測史上最高気温まで記録しました。北海道では日中は暑かったですが夜になれば比較的涼しく寝苦しいことは少なかったと思います。
気温より深刻なのが突然やってくる「ゲリラ豪雨」や「ゲリラ突風」。ここ札幌でも数多く発生しました。一日の中でめまぐるしく天候が激変するので外出時は特にハラハラしていました。
9月に入ると台風シーズンとなりますがどうか暴れないで平穏な天候になってもらいたいものです。
2. 野菜の季節です
夏野菜が田舎から届きました。例年実家から送ってもらっているのです。ローストマスターは自宅庭でトマト、きゅうり、ナスなどを苗から植えて育てているのですが、田舎から届く野菜と比較すると大きさ甘さが全然違うのです。育てる愛情や土、肥料が違うのでしょうか?
毎年『ばあちゃんには敵わない!』とため息をつきながら「伝授してもらわなければ!!」と思っています。
写真はそのうちのトマトですが生で食べる分を残してソースにしてしまいます。3kg分を煮込んでも高々3,4回の食事分となってしまいますが丹精こめて作られたトマトですから夏の恵みを味わっていこうと思います。
3. コーヒー教室のご案内
10月20日(日)と11月17日(日)の《コーヒー教室》を開催することになりました。今回の教室は家庭でのドリップコーヒーの淹れかたや知識を体系的に学んでいただこうという企画で、10月初級レベルと11月中級レベルの2回をシリーズ受講していただくものとなります。
開催場所はローストマスターが通っている札幌市内地下鉄西18丁目のパン教室《天然酵母パン教室レピドブレ》です。
場所、時間、申し込み、料金などの詳細は別紙の募集チラシをご覧ください。
4. コーヒー生産国「コロンビア」
久々に「コーヒー生産国」のご紹介となります。ブラジル、ベトナム、コロンビアの順でコーヒー生産量は世界第3位となります。
ブラジルと隣接した国ですが、気候やコーヒー栽培方法、コーヒーの味ともにまったく違います。ブラジルでは大規模農園で機械化が進んでいますが、コロンビアは小規模な生産者が圧倒的に多く機械化も進んでいません。
栽培環境ではコロンビアは高地や高原(1、200―1,800m)での栽培が多いため寒暖差が大きく水量も豊富。ブラジルは平原(300-1,000m)が殆どとなります。ローストマスターのこれまでの経験からするとコロンビアのコーヒー豆は水分量をたくさん含み緑が濃く固い豆です。
焙煎業者の間では「焙煎はコロンビアに始まりコロンビアに終わる。」という言葉があります。
焙煎初心者の多くがコロンビアで練習しますが、ローストマスターもご多分に漏れずコロンビアでたくさん練習しました。そして熟練した後も浅く煎っても深く煎っても良い味を作れるバリエーションが広い良い豆です。
パトリシア・カルデナス駐日大使は「コロンビア人の血液の中には血ではなくコーヒーが流れている」というのが口癖になっているそうですからコロンビアの人たちには必要不可欠なものと考えているということですね。
就業人数でも約1/4にあたる200万人以上がコーヒー生産で生計を立てていますからとても重要な役割を果たしています。
そういえば一時期のワインブームがあったときに「私の血はワインが流れている。」と言っていた方がいましたね。
《編集後記》
先日スタジオジブリの映画「風立ちぬ」を観てきました。事前の公開情報や感想など一切の先入観を入れずに。ジブリ作品の典型的なファンタジーなストーリー展開を期待したのですがある意味裏切られた形となりました。映像からは強いメッセージを訴えていると思われるのですがその内容がローストマスターには理解できず最後までモヤモヤした感じでした。小中学生には難解なものだったと思います。それにしてもジブリアニメの空への憧れを表現するシーンや精細な映像の美しさにはいつも感動します。
それでは10⽉号をお楽しみに。