いつもコーヒー便り | 日記 | 2012年8月号

今月号は記念すべき「いつもコーヒー便り」の発行10回となりました。無事２桁の発行回数となりましたので次に目指すは100回です。
さて、北海道に在住の方は今年の夏はいつもと違うと感じていることと思います。
札幌では７月末に５日間連続で真夏日となり、７月としては【１９９７年以来１５年ぶり】とのことでした。１台しかない扇風機は事務作業、食事、オリンピック観戦とあちこちに引きずり回されて大活躍です。
今年は計画停電も実施されますね。幸いなことにローストマスターが住んでいる地区は実施しない地区となっていました。
夏にふさわしい「冷やしコーヒー」「コーヒーゼリー」「ガムシロップ」の作り方をご紹介します。
１．    冷やしコーヒー作り方
きりりと冷えたアイスコーヒーは口当たりもすっきりとして日本の蒸し暑い風土にピッタリの飲み物ですね。ローストマスターおススメの家庭で出来る省エネ｢水出し冷やしコーヒー｣を伝授いたします。この方法は熱湯を使わずに水からゆっくりと時間をかけて抽出するのでコクがありながらまろやかな味となります。
材料：
深煎りコーヒー粉　５０ｇ
よく冷えた水　５００ｃｃ
道具：
500ccのガラスポット（麦茶ポットでOK）
普段使いのペーバードリッパー
作り方：
・粉をガラスポットに入れ、少量の水で粉になじませます。2分間ほど。
・残りの水をゆっくりとポットに注ぎ、だまができないようにゆっくりと箸などで攪拌します。
・冷蔵庫に入れて６～８時間ほど抽出させます。
・抽出が完了したら、ペーパーとドリッパーを使ってコーヒーの粉を濾します。
・そのままで飲むのも良し。たっぷりと氷を入れるのも良しです。

２．    コーヒーゼリーの作り方
少しだけ調理的な要素がありますが、不器用なローストマスターでもうまく作れますのでぜひ休日にでも作って周囲をびっくりさせてください。
分量が違うとゼリーがゆるゆるとなり固まらない場合がありますので一度レシピに沿った量で作ることをおススメします。
材料：
粉ゼラチン　５ｇ
水　３０ｃｃ（ふやかし用）
コーヒー粉　４０ｇ
お湯　350ｃｃほど（コーヒー抽出用）
コンデンスミルク　大さじ3
牛乳　大さじ3
作り方：
・粉ゼラチンをボウル等に入れ水でふやかす。
・コーヒーを300ccほど抽出する。
・抽出した熱いコーヒーにふやかしたゼラチンを入れてかき混ぜる。
・アルミバット等の容器に入れラップして冷蔵庫で固める。
固まったら切り分けてコンデンスミルクと牛乳を混ぜ合わせたものをコーヒーゼリーにかけて食します。写真のようにクラッシュさせたゼリーを深めのグラスに入れて提供してもおしゃれですよ。
市販コーヒー用ミルクをかけてもOKです。また次に説明する「アイスコーヒー用ガムシロップ」をかけても美味しく召し上がれます。

３．    アイスコーヒー用ガムシロップの作り方
エネルギー節約のため、ガス火を使わない方法をご紹介します。炭酸水を使うことでよく砂糖が溶け、トロリとしたシロップになります。
材料：
砂糖：砂糖（グラニュー糖、上白糖、粗製糖等）
炭酸水：糖分の無いもの。砂糖と同量。

材料は砂糖と炭酸水の比率を1：１の分量にするのがポイントです。炭酸水は糖分のないもの、砂糖は何でもOKです。ローストマスターは夏のシロップは粗製糖（キビ砂糖）を使います。夏場に失うミネラル分を多く含んでいるので体にやさしいものとなります。
作り方：
・容器（ジャムの空き瓶など密封できるもの）に砂糖と炭酸を入れたら砂糖が溶けるまでかき混ぜたらOKです。冷蔵庫で保管してくださいね。砂糖の量が少ないと腐敗が早まります。

《編集後記》
全国的に熱中症のニュースが途切れることなく放送されます。ご存知の通りコーヒーには利尿作用があり想像以上に体から水分がなくなりますので水分補給を十分に行ってくださいね。
ロンドンオリンピックが開幕しましたね。質実剛健の国イギリスでは紅茶が良く飲まれていますが、その昔コーヒーハウスが誕生した17世紀頃には、コーヒーが人気だったこともあります。
さて皆さんの応援する競技は何ですか？ローストマスターの期待は男女サッカーですね。予選リーグは順調な滑り出しをしたようなので期待しています。筋書きの無いドラマにいつも感動しているローストマスターです。
それでは初秋の９月号をお楽しみに。